大阪より満鮮北支へ/昭和11年/満州国・北支那/鬼が出るか蛇が出るか一行五56名/大阪財界を代表するあらゆる方面の人士を網羅した団体である

商品説明
大阪より満鮮北支へ/昭和11年/満州国・北支那/鬼が出るか蛇が出るか一行五56名/大阪財界を代表するあらゆる方面の人士を網羅した団体である

昭和11年 モノクロ 212P 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

新興滿洲國は今素晴しい勢いで伸びている、長い年月原始に近い姿のま、東洋の一角に正體を横へてみたメ漠の天地は今角 度にその面目を一新せんとしてある。これに伴ひ、これと前後し、わが國と北支との關係も亦非常に緊密を要する事態となつて來た。

わが生産の都大大阪!殊に、商工會議所をはじめこれが中価にたつ人々として、これを視て置く必要はないのだらうか ....世 界の大勢から考へても、日本の立場から論じても、將又滿洲北支住民の立場からしてみても、 この際必要やむ能はざるものは、 「滿洲事變」の整備既に成り研新の知識を双手に、經濟生活を目ざし、大空に飛びたたんとしてみる、躍進途上の滿洲國及北支の 視察である。

師團長今川浦和將、部附松村正員少将を始め錦城大阪師團あげての聲援で大阪商工會議所が、會頭安宅彌吉氏常議員湯川忠三郎 氏を陣頭に冠城「滿洲國及北支特別視察團」を結成して貼圖にのぼったのは昭和十一年残暑に喘ぐ九月十日であった。出發に先立 つこと蚊日、師團當局の好意で新大阪ホテルに視察地の像備概念を與へる意味での座談會の催しがあつた。師團長の温顔にもサッ ト憂国の熱情が漂ひ懇々として對滿支國策を説かれる。更に松村少将の懇篤な視察途上の注意、わざわざ陸軍省から派遣の岡山一 等中山正が供給される予備知識を詰め込み、大阪師團司令部附小田島竜少佐を指導官として出發の段取りは出來あがつたが鬼が出 るか蛇が出るか一行五十六名!俄かづくりの團體であるとは云へ、大阪財界を代表するあらゆる方面の人士を網羅した團體である どんな観察を得て帰るだらう。......

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